おはめだ！本記事ではIntelの第14世代「Core i5-14400F」について解説します。

「Core i5-14400F」は2024年1月にインテルから発売された、ゲーミングPCに最適な新しいCPUです。

インテルのCPUには、Core i3、Core i5、Core i7、Core i9という4つのグレードがあります。Core i5は、価格と性能のバランスに優れた、いわば「ミドルクラス」のCPU。多くのゲーマーに選ばれています。

そんなCore i5シリーズの最新モデルが、今回ご紹介する「Core i5-14400F」です。「第14世代」と呼ばれる最新の設計で、一つ前の第13世代から大きく進化しました。

Core i5-14400Fの特徴

ちょっと難しい言葉が出てきましたね。順番に説明します。

「Raptor Lake Refresh」というのは、開発コードネームと呼ばれるもの。要は設計図の名前です。

アーキテクチャーというのは、その設計思想のこと。インテルは第12世代から、「ハイブリッド・アーキテクチャー」という画期的なアイデアを取り入れました。

従来のCPUは、全部のコアが同じ性能でした。でもゲームをする時と、動画を編集する時では、求められる性能が違いますよね。そこで登場したのが、得意分野が異なる2種類のコアを組み合わせる「ハイブリッド」方式です。

高性能な「Pコア」が6個と、低消費電力の「Eコア」が4個。合わせて10コアというわけです。Pコアは重たい処理を一瞬で片付け、Eコアは軽い処理を効率的にこなす。うまく協力することで、高性能と低消費電力を両立します。

「スレッド」というのは、CPUが同時にいくつの仕事をこなせるかという性能の指標。Core i5-14400Fは16スレッドなので、同時に16個の作業ができます。

最後に「Fシリーズ」についてですが、これはCPUに内蔵するグラフィック機能を省いたお得なバージョン。グラフィックボードを別に使うゲーミングPCなら、Fシリーズを選ぶのがおすすめです。

Core i5-14400Fの強み

周波数というのは、CPUの速度のこと。1秒間に何億回の計算ができるかを表しています。Core i5-14400Fは、最大で4.7GHzまで頑張れる。めちゃくちゃ速いです！

「キャッシュメモリ」と呼ばれる、よく使うデータを置いておくためのメモリもたっぷり搭載。9MBの二次キャッシュと20MBの三次キャッシュで、大事なデータをすぐ取り出せるから、サクサク動きます。

そして10コアの威力で、同時にたくさんの作業をこなせます。ゲームをしながらYouTubeに配信したり、ゲームの合間に動画を編集したり。マルチタスクが得意です。

ゲーマーに人気なのは、ミドルクラスのグラフィックボード「GeForce RTX 4060」や「RTX 4060 Ti」との相性の良さ。Core i5-14400Fとセットにすれば、コスパ最高のゲーミングPCができあがりです！

とは言え、弱点もあります。通常速度の2.5GHzは、他のCPUより遅いかも。でもブースト機能で4.7GHzまで頑張れるから、あまり気にならないかもしれません。

第13世代のCore i5-13400から大きな進化は見られないのも残念。ライバルのAMDのRyzenには、ゲーム性能で負けてしまうこともあります。

でも、マルチタスクが得意なのはCore i5-14400Fの強み。使う人の目的に合わせて、うまく選ぶ必要がありそうです。

Core i5-14400Fは、お手頃価格でゲーミングPCを組みたい人におすすめ。ミドルクラスのグラフィックボードとセットにすれば、高い性能を発揮します。

ゲームだけでなく、動画編集や配信など、マルチタスクでガンガン使いたい人にもぴったり。古いCore i5シリーズからの乗り換えなら、大幅な性能アップが期待できますよ！

ただ、Core i5-13400からの乗り換えはあまりおすすめしません。性能はほとんど変わらないので、無理して買い換える必要はありません。

第14世代のインテルCPU「Core i5-14400F」は、ゲーミングPCに最適なミドルクラスCPUです。

高速な動作と、優れたマルチタスク性能が魅力。弱点もありますが、使いやすさと安定性は抜群ですよ。ミドルクラスのグラフィックボードと組み合わせれば、コスパに優れた最高のゲーミングPCができあがります！

PCパーツ選びに迷ったら、ぜひCore i5-14400Fを検討してみてくださいね。