「Core i7-14700KF」解説|初心者にもわかるインテル第14世代CPUの魅力

おはめだ!本記事ではIntelの第14世代「Core i7-14700KF」について解説します。

「Core i7-14700KF」は2023年10月にインテルから発売された、ゲーミングPCの上位モデルに最適な新しいCPUです。

インテルのCPUには、Core i3、Core i5、Core i7、Core i9という4つのグレードがあります。Core i7は、高性能ながらもお手頃価格な、いわば「ハイクラス」のCPU。多くのゲーマーやクリエイターに選ばれています。

そんなCore i7シリーズの最新モデルが、今回ご紹介する「Core i7-14700KF」です。「第14世代」と呼ばれる最新の設計で、一つ前の第13世代から大きく進化しました。

Core i7-14700KFの特徴

・「Raptor Lake Refresh」という最新の設計 ・「ハイブリッド・アーキテクチャー」で高性能と低消費電力を両立 ・20個のコア(8個の高性能コアと12個の省電力コア)と28個のスレッド ・「KFシリーズ」なのでオーバークロック可能でお得

ちょっと難しい言葉が出てきましたね。順番に説明しますね。

「Raptor Lake Refresh」というのは、開発コードネームと呼ばれるもの。要は設計図の名前です。

アーキテクチャというのは、その設計思想のこと。インテルは第12世代から、「ハイブリッド・アーキテクチャー」という画期的なアイデアを取り入れました。

従来のCPUは、全部のコアが同じ性能でした。でもゲームをする時と、動画を編集する時では、求められる性能が違いますよね。そこで登場したのが、得意分野が異なる2種類のコアを組み合わせる「ハイブリッド」方式です。

高性能な「Pコア」が8個と、低消費電力の「Eコア」が12個。合わせて20コアというわけです。Pコアは重たい処理を一瞬で片付け、Eコアは軽い処理を効率的にこなす。うまく協力することで、高性能と低消費電力を両立します。

「スレッド」というのは、CPUが同時にいくつの仕事をこなせるかという性能の指標。Core i7-14700KFは28スレッドなので、同時に28個の作業ができます。

最後に「KFシリーズ」についてですが、これはCPUに内蔵するグラフィック機能を省いた、オーバークロックが可能なお得なバージョン。グラフィックボードを別に使うゲーミングPCなら、KFシリーズを選ぶのがおすすめです。

Core i7-14700KFの強み

  • 最大周波数が5.6GHzでめちゃくちゃ速い
  • 大容量の33MBのキャッシュメモリで処理が速い
  • ゲームをしながら配信や動画編集など、同時に色んな事ができる
  • ゲーミングPCとクリエイティブPCに最適
  • ハイエンドのグラフィックボードとの相性が抜群

周波数というのは、CPUの速度のこと。1秒間に何億回の計算ができるかを表しています。Core i7-14700KFは、最大で5.6GHzまで頑張れる。めちゃくちゃ速いです!

また、33MBという大容量の三次キャッシュという、高速なメモリも搭載。大事なデータをすぐ取り出せるから、サクサク動くんですよ。

そして20コアの威力で、同時にたくさんの作業をこなせます。ゲームをしながらYouTubeに配信したり、ゲームの合間に動画編集や3Dモデリングをしたり。マルチタスクが得意なんです。

ゲーマーやクリエイターに人気なのは、ハイエンドのグラフィックボード「GeForce RTX 4080」や「RTX 4090」との相性の良さ。Core i7-14700KFとセットにすれば、最高のゲーミングPCやクリエイティブPCができあがり!

Core i7-14700KFの弱み

  • ライバルのAMD Ryzen 7000X3Dシリーズにはゲーム性能で負ける
  • 前の第13世代からのゲーム性能の進化は少ない
  • 高性能な冷却システムが必須
  • オーバークロックにはZ790チップセットのマザーボードが必要

とは言え、弱点もあります。ライバルのAMDのRyzen 7000X3Dシリーズには、ゲーム性能で負けてしまうんです。AMDの3D V-Cache技術の効果が大きいようです。

第13世代のCore i7-13700KFから、ゲーム性能はそれほど変わっていません。マルチタスク性能は上がっているんですけどね。

また、発熱と消費電力が高いので、高性能な冷却システムが必須。オーバークロックをするなら、Z790チップセットのマザーボードが必要になります。自作PCが初めての人には、ちょっとハードルが高いかもしれません。

Core i7-14700KFが向いている人

  • ゲームもクリエイティブな作業も、両方頑張りたい人
  • ゲーム実況や動画編集をするクリエイターの人
  • ハイエンドのグラフィックボードを使う予定の人
  • オーバークロックに挑戦したい上級者の人

Core i7-14700KFは、ゲームもクリエイティブな作業も、両方高い性能でこなしたい人におすすめ。ほとんどのゲームを高いフレームレートで楽しみつつ、配信や動画編集、3Dモデリングなどもサクサクできます。

特にゲーム実況や動画編集をするクリエイターの人には最適。ハイエンドのグラフィックボードとセットにすれば、4Kゲーミングも夢じゃありません。

オーバークロックに興味がある上級者の人なら、Core i7-14700KFの性能をさらに引き出せるかも。でも、冷却システムとマザーボードの選択は慎重に行ってくださいね。

まとめ

第14世代のインテルCPU「Core i7-14700KF」は、ゲーミングPCの上位モデルに最適なハイパフォーマンスCPUです。超高速な動作と、驚異的なマルチタスク性能が魅力。ライバルのAMD Ryzenには一歩譲るかもしれませんが、Core i9-14900KFに迫る性能は素晴らしいですよ。ハイエンドのグラフィックボードと組み合わせれば、4Kゲーミングも夢じゃありません!

PCパーツ選びに迷ったら、ぜひCore i7-14700KFを検討してみてくださいね。ゲーマーもクリエイターも、きっと満足できるはずです!

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