こんにちは！今回は、AMDのミドルレンジGPU「Radeon RX 5600 XT」について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

Astromedaのコスパモデル、「Black BOX」に搭載されているこのグラボ。

「Radeon RX 5600 XT」は、2020年1月にAMDから発売された最新のミドルレンジGPUで、RX 5700シリーズのNavi 10 GPUを採用しながら、クロックを抑えることでより低価格を実現しています。

AMDのRXシリーズは、NVIDIAのGeForceシリーズと競合するゲーミングGPUとして知られ、高い性能とコストパフォーマンスが特徴です。「Radeon RX 5600 XT」は、一体どんな実力を秘めているのでしょうか？早速見ていきましょう。

Radeon RX 5600 XTの特徴と強み

RX 5600 XTの最大の魅力は、フルHD解像度での高いゲーミング性能です。高画質設定でも十分に高いフレームレートを維持でき、快適なゲームプレイが可能です。

この高性能を実現しているのが、RX 5700と同じNavi 10 GPUを採用していること。コア構成はRX 5700と同じながら、クロックを抑えることでより低価格を実現しています。

また、消費電力もRTX 2060の160Wに対し150Wと低め。発熱が抑えられ、電力効率に優れているのも魅力です。

1440p解像度でのゲームプレイも、要求スペックが低めのタイトルなら60fpsで動作可能。ミドルレンジGPUとしては高い性能を発揮します。

Radeon RX 5600 XTの弱み

一方で、弱点もいくつか存在します。まずNVIDIA GPUで対応が進むレイトレーシングやDLSSといった最新機能には非対応。この点はRTX 2060に分があると言えます。

搭載メモリも6GBと、将来的なゲームの必要要件を考えるとやや心もとない容量です。

そして、RadeonシリーズはGeForceシリーズに比べると知名度が低いです。Radeonの中のどのシリーズか、どのグレードのGPUか、分かりにくいということで敬遠させるケースが考えられます。

フルHD解像度のゲームプレイを高画質で楽しみたいユーザーには最適です。RX 5600 XTならその要求を十分に満たせるでしょう。

予算が限られているものの、できるだけ高性能なGPUが欲しいというユーザーにもおすすめ。RX 5600 XTは、ミドルレンジでトップクラスのコストパフォーマンスを誇ります。

レイトレーシングなどの最新機能は不要で、とにかくフルHDでの高いゲーミング性能を求めている方にこそ、RX 5600 XTの真価が発揮されるはずです。

AMDの新世代ミドルレンジGPU「Radeon RX 5600 XT」は、フルHD解像度での高いゲーミング性能と優れた電力効率を兼ね備えた魅力的なモデルです。

レイトレーシング非対応やメモリ容量の少なさが弱点ではありますが、フルHDゲーミングに特化した高コスパなGPUが欲しいなら最高の選択肢になるでしょう。

RX 5600 XTは、ミドルレンジGPUに求められる性能と価格のバランスを見事に達成した1枚だと言えます。