パソコンを快適に使うために、「メモリ(RAM)」というパーツが重要な役割を果たしています。でも、メモリって何だろう?どれくらい必要なの?と疑問に思う方も多いはず。この記事では、メモリについて初心者の方にも分かりやすく説明していきます。
メモリ(RAM)ってどんなもの?
メモリの役割は「作業台」のようなもの
メモリは、パソコンが現在行っている作業のデータを一時的に置いておく場所です。
例えるなら、作業台のようなものだと考えてください。作業台が広ければ広いほど、同時にたくさんの作業ができますよね。メモリも同じで、容量が大きいほどパソコンの処理がスムーズになります。
メモリが足りないとどうなる?
逆に、メモリの容量が足りないと、データの行き来に時間がかかって、パソコンの動作が遅くなったり、フリーズしたりする問題が起こります。
必要なメモリ容量はどれくらい?
使い方に合わせて選ぼう
パソコンの使い方によって、必要なメモリの容量は変わってきます。
- ネットサーフィンや動画視聴程度なら、8GBあれば十分
- ゲームやイラストなど、高度な作業をするなら、16GB以上がおすすめ
パソコンを起動するとメモリを使い始める
パソコンの電源を入れると、OS(Windows等)や常に動いているアプリケーションが、すぐにメモリを使い始めます。
最近のパソコンに必要なメモリ容量は?
最近のパソコンでは、少なくとも8GBのメモリが必要で、できれば16GBあると安心です。
メモリの増設で快適さアップ
メモリは増やせる
メモリは、後から比較的簡単に増やすことができるパーツです。パソコンの動きが遅いと感じたら、メモリを増やすのも一つの方法。安く性能アップできるかもしれません。
最新のDDR5と今主流のDDR4の違い
DDRとは
DDRは「Double Data Rate」の略で、メモリの規格の一つです。DDRの後に続く数字(DDR4、DDR5など)は、そのメモリの世代を表しています。数字が大きいほど、新しい世代であることを意味します。
DDR4とDDR5の違い
今は「DDR4」というメモリが主流ですが、最新の「DDR5」も登場しています。
DDR5は、DDR4と比べて以下のような特徴があります。
- 高速化:DDR4の約2倍の速度で動作可能
- 大容量化:1枚あたりの最大容量がDDR4の4倍(最大128GB)
- 省電力化:低電圧での動作が可能
DDR5を使うには?
ただ、DDR5を使うには、マザーボードとCPUもDDR5対応でないといけません。Intel第12世代以降のCPUと、DDR5対応マザーボードかどうかを確認する必要があります。
今後はDDR5が主流に
今後、次第にDDR5が主流になっていくと予想されます。
新しいパソコンを購入する際は、DDR5対応製品を選ぶのもよいでしょう。
メモリ選びのポイント
- 使い方に合わせて容量を選ぶ
- 予算があればDDR5がおすすめ
- マザーボードやCPUとの相性を確認
- 将来、増やす可能性も考える
まとめ
メモリは、パソコンの動作速度に大きく影響する大事なパーツです。
自分の使い方に合ったメモリ容量を選び、新しいDDR5についても覚えておくと良いでしょう。
パソコンを買う時や、メモリを増やす時の参考にしてください!